責任重大なポジション
火曜日, 10月 4th, 2016介護の職種といえば、要介護者たちと直接触れ合って生活を援助する介護士たちがすぐに思い浮かぶかとおもいます。彼らが実力を発揮して働くためには、現場の調整役が不可欠になってきます。また介護サービスを必要としている人たちには、相談窓口となる役割が必要です。そこで、生活相談員という役割が登場しました。
この仕事では、デイサービスや介護老人福祉施設などに所属し、窓口や各種の調整作業を担当しています。生活相談員になるためには、社会福祉士や精神保健福祉士、あるいは社会福祉主事任用資格など福祉資格を有している必要があります。その他、条件付ではあるものの、介護福祉士といった福祉関連の有資格者でも、相談員としての仕事に就ける場合があります。この条件については、都道府県など自治体により内容が異なるため、事前の確認が必要です。
生活相談員になるには、こうした資格要件と共に、本人の能力や自覚が重要な要素です。福祉の仕事に従事して、仕事の内容や福祉サービスの実態についてある程度理解しているかが大切です。当然のことながら、福祉の事をよく分かっていないと相談役にはなれません。また、自分の仕事の重要性を理解し、責任を果たす自覚を持つ必要があります。曖昧な気持ちで相談に乗っていれば、結果的に介護の仕事に関わるスタッフ、あるいは要介護者、その家族に大きな迷惑をかけてしまいます。生活相談員という役割の重要性を理解し、責任を果たす心構えを持つことが、仕事をこなすための重要な条件なのです。